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2009年6月19日 (金)

春の研修会(もう、夏なれど・・・)

昨日は、時折り激しく降る横殴りの雨の中、博物館メンバーと那覇まで連れ立った。

年2回、春秋に開催される『沖縄県博物館協会』の定期総会・研修会に出席するためだ。

今回の会場は、那覇市おもろ町に新装オープンしたばかりの沖縄県立博物館。

グスクの城壁をイメージした、白亜の外観が梅雨空に眩しい。

午後からの総会終了後は、いよいよ研修会。

3時間余りにも及ぶ今回のテーマは、『博物館と学校』。

今研修会では、先進的なモデルケースとして、わが『宜野座村立博物館』職員の山川さんが「事例発表」で登壇。

素晴らしいスピーチと映像で、大いに会場を盛り上げた。

オリジナルの紙芝居を通して、地元の歴史と文化を伝えるユニークな試み。

未来を担う子どもたちに、分かりやすく、親しみ易く、「耳目」を駆使して理解してもらう。

加えて、現地での「追体験」としての「紙芝居」は、まさに「臨場感」あふれ、五感、カラダ全体を通して学べる、という特筆すべき利点もある。

やがて、幼き者たちの目線が、世界を見据える高邁な目線へと育ってゆくはずだ。

こうした、必要とあらば何処へでも飛んで行く、「アクティブ」で「間口の広い」博物館活動こそが、やがて、地域の知的財産という畑を耕し、播種、育苗、そして収穫へと導くことだろう。

翻って、昨今の財政事情の厳しさは、栄えある琉球の歴史文化を誇る当県にあっても例外ではなく、各地域博物館の運営状態を逼迫させ、暗雲立ち込める状況にある。

全国的にも、博物館・美術館、そして図書館と云った、国民の知的好奇心には欠くべからざる重要施設が、「生産性」という資本主義的な尺度の下に一刀両断され、淘汰されようとしており、安易に民間委託される時代にある。

「収益性」、「効率性」という経済至上主義の視点でのみ、社会を構築しようとする現実。

先人たちの叡智の結集である歴史文化を、そうした目線でしか見ることのできない、「いわゆる」エリート行政マンや首長など、時の為政者たち。

それは、計り知れないスケールの大きさと重みをもつ、先人たちの遺した「知的財産」までをも闇に投擲しようとする「暴挙」、「愚挙」でしかない。

実に、憂うべき悲しい現実だ。

アセンション・・・。

もう、この時機(とき)を待つしか、「まともな」世の中を取り戻す手立てはないのだろうか・・・。

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(事例報告する山川さん)

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(宜野座村立博物館オリジナルの紙芝居)

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(現地・遺跡での紙芝居風景)

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(宜野座博の「出前授業」風景)

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(終了後の「懇親会」)

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コメント

一人が二人、二人が三人と地道な活動をして大きなプラスのスパイラルへ~!

人間がいるから地球が在るのではなく、地球が在るから人間がいる


全てを大切に、そして大事にしていきたいです☆

投稿: 大黒 浩司 | 2009年6月20日 (土) 18時17分

大黒 さん

『地球が在るから、人間がいる』。
まさに、その通りですね!

この『基本』を我々人間は忘れ去り、いつの間にか「不遜」というヨロイを着ることで「無神経」になっていたようです。

もっと、直にこの「美しい水の惑星」を、肌で感じられる「シンプルライフ」を目指したいものですね。

そして今は、まさに、その時機(とき)なのでしょうね。

投稿: はたなか | 2009年6月22日 (月) 00時11分

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